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筐体の理由
3月某日、雨の中秋葉原で筐体を買ってきました。お店の人がプチプチクッションで丁寧に包んでくれた。ありがとー。
Macintosh Quadra840AV、当時まともに買ったら一財産以上だったなー。今でも完動品なら数万円するんでしょうけど、これは動くどころか電源ユニットすらありません。ホントに筐体だけで税込み6,300円。こういうのを探していたんです。
(ベイのふたがとれかけているのはご愛敬)
これにATXのマザーボードを入れて、Windowsマシンを組みます。
「なんでわざわざそんなことをする」と呆れ:疑問:怒り=2:2:1(想像)の声が聞こえてきますが、だってこの筐体がいいんだもん。どうして普通に売っているATやATXの筐体って、ああも揃ってイマイチなんだろう・・・iMacバカ売れの昨今、値段が数倍してもかっこいい筐体って、需要があると思うなあ。
何はさておきバラす
なんてーことはさておき、まずはガワを外して構造の研究。ドライバなしでも開くのはよいですな。
筐体のサイズは、ミニタワーとほぼ同じ大きさ。ATXのマザーボードも大抵のものは入るであろう。たぶん。
バラしてみた。スピーカーとAV端子(バックパネルの丸い2つの穴)が「AV」を物語る。
ざっと見て、さしあたって問題点はこんな感じ。
バックパネル
当たり前ですが、コネクタの位置が全然違う。線を延ばしてコネクタをバックパネルの外まで出しちゃうか、バックパネルをガリガリ削るか。プラスチック板を買ってきてくり抜くのが一番早いかも。
電源の位置
ATX筐体だと、大抵後部の一番上につくんですが、Quadraの場合、それより若干下についていたようです。このままだと、後部下の拡張ボード類のスペースが圧迫されます。これも上削って無理矢理入れるかなー。
と、いずれも「無理矢理○○する」ものばかり。幸い、中の仕切の部分は全てプラスチックなので、加工はさほど困難ではないようですが・・・新たに電源やマザボを支えるためのもの(ステイというらしい)を足したりする必要も出てきて、かなりつぎはぎになる模様。普段は見えないところだからいいんですが、安定性の不安はあります。
そこで考えた。要は外見がこれであればいいんだから、中身は普通のATX筐体をそのまま使ってしまえばいいのではないか? いずれにせよ、電源も買わなきゃいけないし。
「このガワに合うATXの筐体を下さい」
(『ごんぎつね』もとい『てぶくろを買いに』調・・・すまん間違えた)
というわけで、「QuadraのガワにはまるATXのミニタワー」を探したんですが、これがない。Quadraの寸法は大体、幅×高さ×奥行き=190mm×330mm×380mmなんですが、これだとMicroATXになっちゃうんですな。しかし実は、既に心に決めたATXのマザボがあるんで、似ているようでびみょーに違っちゃうMicroATXは不許可。
「何とかATXのタワーが見つかるといいねえ」と言いながらも、Quadra筐体を加工する選択肢も視野に入れつつ・・・筐体の次にプライオリティの高いマザーボードを買うことにしました。確定申告の還付金が返ってきたらね(笑)
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