ヨゴレICO日記3


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墓地

閉じられた正門。眺めて調べてみる。何もなし。一人ならよじ登れそうな気もするんだけど……やっぱし別ルート探さなきゃならんのね。はいはい。

そういえば、初めて緑を見たな。朽ちかけた城で手入れもされず、きっと雑草だろうけど……柔らかな陽射しを受けた若緑の中で、しばしぼーっとする。そういえば謎解きと戦いばっかりで、周りの風景を全然見てなかったな。鳩みたいな白い鳥が、何かをついばんでいる。ぼー。

と、ヨルダが柱に駆け寄り、こっちを見る。柱、じゃなくて正確には街灯。正門から城へ続く道の両脇に4対立っている。調べてみる。押せた。がっちゃん。すると、ヨルダは次の柱へ。計8回これを繰り返すと、灯がついた。……悪かったよ、今まで独断で引っ張り回して。

というわけで、元来た道を引き返してみる。今度は時々足を止めて、ヨルダの様子を窺いながら。そのたびに彼女は、「ある場所」が遠ければそこへ走っていき、近ければそこを指さす。「イコ、イコ」と呼びながら……やっぱり言葉通じてる?

引き返した道の街灯も、いつの間にか灯っている。そばに爆弾。そしてヨルダが指さす崩れかけた木の壁。はいはいやりますよー。どかん。壁が崩れて通れるようになった。

階段を下りたところにセーブポイント。何となく「来そう」な気がするので休む。ぐー。

どうもここは墓地らしい。吹き抜けになった中庭に墓地って、何かなあ。
と眺める間もなく、やっぱり来ました黒い影。叩きながら逃げる。墓踏んでますがいいのか。えーと彫り物、彫り物……う、ないぞーどこだー。あ、ヨルダ連れ去られた。今度は比較的追いかけやすい。取りかえず。また逃げる。叩く。うーどこだ彫り物ー。

とやっているうちに、どうも影を全滅させたらしい。出てこなくなった。ここでは全滅させられるのか……ステージによって、彫り物にたどり着けばOKなところと、全滅させるまで戦うところがあるのね。

最奥に扉。前に立ってみたけど開かない。○ボタンで調べるもダメ。その両脇の四角いタイルが怪しい……ずぼ。乗っかったらタイルが沈んだ。てーことは……あそこに箱があるじゃないですか。引っ張っていって沈める。でもタイルはもう1つあるんだよな……でも箱はもうない。うろうろしているうちに、自分がもう一つのタイルの上に立ったら沈んだ。ずぼ。扉が開いた。やっぱここに何か載せろってことね。でーそれって……やっぱそうですか。ううう。ヨルダ、ここ立ってて。開いた扉を一人でくぐる。

薄暗い部屋。広く深い段差の向こう側に彫り物発見。さーてどうやって彼女を連れていこうか……あ、段差に落ちた。おーい上がれないぞ。やばい、これは。

ヨルダの悲鳴。暗転。CONTINUE? ちょっと考えてきます……

もう一度タイルに箱とヨルダを沈めるところから。扉をくぐり、段差にはまらないように注意深くあたりを見渡す。あ、あんなところに梯子が。……ヨルダ、大丈夫かなあ……一度様子を見に戻ると、彼女は沈んだタイルの上でじっと待っている。急いで行ってこよう。部屋に戻り、梯子を登る。

梯子の上からテラスみたいなところに出た。箱があるじゃん。押して下に落とす。早く戻らなきゃ。

梯子を降りて、扉をくぐるとまた影。ヨルダを穴から引っ張りあげ、棒を振り回して応戦。このステージで戦うのは二度目なので、気持ちに多少余裕がある。ほどなく影は消えた。
さっき落とした箱をもう一つのタイルへはめて、改めてヨルダと扉をくぐる。

さーてこの、彫り物の前にある深い段差をどうするかねえ。多分上から何かするんだろうな。もう一度梯子をのぼる。あ、ヨルダも梯子はのぼれるのか。登らせてもその先がないけどね。待たせておいて、さっき箱があったテラスをうろうろ。戻る。ぐるっと部屋を見渡す。あれ、あっちの方にも縁というか出っ張りというか、人の行かれる所があるなあ。
テラスにもう一度出て、ぐるっとまわりこんでみる。ぴんぽん。もう一つ出入り口があった。そこを入ると、さっき見ていた人の行かれる所へ。

さらにぐるっと見渡すと、部屋の真ん中へんに長い鎖が垂れ下がっている。これってやっぱりそうだよねえ……じゃーんぷ。運よく1回でつかまれた。そのまま鎖が引っ張られると、下の段差がせり出して彫り物の前に行かれるようになる。

そのまま自分は段差の中へ落下。待っていたヨルダを呼び寄せる。あ、でも、彫り物側に上がれないぞ……やっぱ鎖か。ぶら下がり、反動をつけて彫り物側にてーい。あがる。と同時に影発生。急いでヨルダを彫り物側に引っ張りあげ、彫り物の前に。彫り物が退いて、影も戦わずして消滅する。うーんずるい。

風車

彫り物が退いたあとをくぐると、また外へ。風車とその先に絶壁。谷間を吹き抜ける風を受けて、風車が回っている。遠くにスイッチが見えるけど、その前には深い深い谷間が……あそこまで飛べってことじゃないよね? と思いつつ、一度墓場のセーブポイントまでもどってセーブして、助走つけてジャーンプ。届かず。落下。CONTINUE? また明日……

再び風車前。風車の袂に池がある。普通は「池のほとりに風車がある」というのか。しかしこんな所に池があって、傾いたりしないんだろか風車。
意味もなく池で泳いでみる。じゃぶじゃぶ。特に池の底に何かあるわけではなさそう。風車の正面に扉発見。でも開かない。後回し。

さらにぼーとしつつヨルダを観察。ヨルダは風車の元に駆け寄り、上を指差す。登れってことかな。よじのぼる。風車の羽根の付け根で行き止まる。ここはやけに自由に歩けるようになってるのね。ぐるっと見渡すと、上の方にテラスのようなものが。やっぱそうかなあ。助走をつけて、羽根に向かってジャーンプ。落下。ざっぱん。×7回。

やっと羽根につかまれた。そのまま上の方にいくと、あ、やっぱりテラスが見える。頂点でまたジャンプ。テラスに飛び移る。そこからぐるっと道なりに行くと……例の、谷間の向こうに見えていたスイッチにたどり着く。引っ張ると、風車側に向かって橋がせり出した。

橋の端っこに行ってみると、風車側にヨルダがいる。このくらいの間隔なら飛べそう。おーい。飛んできた。一歩間違えば奈落の底なのに、勇気あるなあこの子。って、呼んでおいてナンだけど。

さっきの道なりの途中に彫り物も発見したので、そこへ連れて行く。彫り物どけどけ。セーブして中へ。