王政で仏教国、甘辛酸っぱいタイ料理、ゾウ……と、行ったことのない者にはこの程度のイメージしか沸かないんですが(汗)、雑貨の宝庫には違いなく。
質の高さが売りのタイシルク。「ジム・トンプソン」というシルクのブランド、聞いたことのある人も少なくないのでは。
それとは別に、オールドシルクなんてものもあります。文字通り、使い古したシルクをリメイクしたもので、新品のシルクに比べて柔らかい肌触りになり、色も落ち着くんだとか。「それっぽい風味」ではなく「本当に使い古し」なので(笑)、多少の傷や色ムラがあるのは覚悟の上で。
# なお、その他のシルクについては、ベトナムのシルクの項で。
タイってそんなに綿がとれるのか、タイの衣料品って綿素材が多い気が。だぼっとした形の、頭からすっぽりかぶるタイプのプルオーバーが多いのかな。あとチャイナ・アオザイ風のブラウスとか。現地で布だけ調達して、オリジナル衣料をつくっているショップもあるようです。
個人的に好きなのが、チェンマイやジョムトン地方の手織り綿。ざっくりとした質感が素朴でいい感じ。こちらもプルオーバーやスカート、ショール等に使われています。
シルクと違って気楽な普段着に使われることが多いので、毎日をアジア衣料にしたい人には必須? ただし、タイに限らずアジア衣料は色落ちが激しいものが多いので、洗濯には気をつけるべし。
こんな焼物があります。
いわゆる青磁。ブルーやグリーンの透明感ある表面が上品な感じ。食器に広く使われているようです。廉価版からホテル御用達の高級版までいろいろあるので、用途と予算で選ぶべし。
と便宜上呼んでみた(爆) 白地に青の幾何学模様(「パイン柄」と呼ぶ人もいる)がついた陶器がなぜか多いですね。こちらも食器に広く使われているようですが、セラドンに比べて庶民的かな。
金の縁取りで花模様が描かれた焼物。キャンディポットのような入れ物しか見たことないので、どちらかというとインテリア用途かな。
ウッドカトラリーというんでしょうか、テーブル周りのものが多いような。
昔、エスニック料理屋で見かけてから気になっていたもの。その昔、タイを中心とした一帯の王族たちが愛用していたんだとか。なぜに三角。
三角の他に四角枕とか、枕+寝っ転がるための長いマット部分がついているもの、なんてのもあるようです。表面の素材は主に綿やシルク。中にはしっかり綿が詰まって、結構堅いです。左の写真のように地味なものもあれば、原色使いの派手な色合いのものもあり。安いものは3000円ぐらいで買えます。
でも三角なんてどうやって使うのさ?と(買ったくせに)最初は思っていたんですが、寄りかかると意外と絶妙な60度。「三角枕」で検索かけると、健康関連のサイトも出てくるしね。床に長座する生活の人には、腰痛対策にいいのかもしれません。
やはりというか、ゾウをモチーフにした雑貨、多いですね。観光客向けてのもあるんだろうけど。