正義の味方 紹介と第一印象


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ゲーム内容の簡単な紹介と、2話ぐらいまでプレイした印象など。内容紹介なんて、公式サイトに書いてあれば「そっち見て」で済むんだけどねえ。まあしょーがない。

ゲームの流れ

ゲームはこんな感じで流れていく。

オープニング(事件発生)
   ↓
【アドリブパート】
 町に出て情報収集。余裕があればミニゲームで視聴率稼ぎ。
【イベントパート】
 オートイベント。イベント単体で終わるときもあり、そこからバトルへ流れる場合もあり。
【バトル】
 ゲネスの怪人や下っ端と戦う。その回のボス怪人を倒せばエンディングへ。
 ※アドリブ・イベント(&バトル)は、1話の中で数回発生。
   ↓
エンディング(事件解決)

アドベンチャーにところどころアクション要素、という構成。どっかで聞いたことあるなー。は、『シェンムー』? 閑話休題。

重要な要素として「視聴率」が挙げられる。一連の流れは1話30分のヒーロー番組という設定で、アドリブパートの行動とイベントの有無、それからバトルの運びで視聴率が上下する。視聴率はいいに越したことはないし、逆に目標視聴率を下回れば打ち切り=ゲームオーバー。時間は刻々と流れていくので、イベント発生までの時間なんかを気にしながら動く必要がある。
そして、行動の基本は何しろ「ヒーローらしく」。嘘をついたり悪に背を向けたりしてはいかんのですよ。

アドリブパート

アドリブパートでは、まず次のイベントの発生場所を調べる必要がある。自分がイベント発生現場に居合わせないとイベントが発生しない→視聴率ガタ落ち、なので。大抵は住民がいかにもな話をするのですぐ分かる。「イベントまで○分」のアナウンスが適宜流れるので、直前になったらイベント発生場所に移動すべし。
イベントまで時間があれば、「help!」というアイコンのついているキャラに話しかけてミニゲームに挑戦することができる。内容は時間内に誰かをどこかに連れて行くとか、子どもやネコを捕まえるとか、相談内容に3択で答えるとか。成功すれば視聴率アップ。
さらに、主要イベント以外の情報も耳に入ることがあるので、極力人の話は聞いてみる。いわゆる裏イベント情報とか。

ここらへんはわりとゆったり構えていてもいい、というか、そんなに視聴率に神経質になることはないと思う。ミニゲームはヘマってもそんなに視聴率落ちないし、何度か挑戦することもできるので(まああんまり繰り返しヘマると視聴率落ちるけど)。それよりは、エキセントリックな日常を送る住民たちとの会話を楽しめ。って私だけですかそんなの。

バトル

そしてバトル。こっちの方が視聴率稼ぎには重要かも。 ターン制で、「通常攻撃」と「必殺技」の2つの要素あり。ちょっと書き出してみると、

【通常攻撃】
1.まずは○ボタン連打で先攻/後攻決定。
2.先攻側が攻撃の10手を「○×□」で制限時間内に入力。
3.後攻側は先攻側の手を見て、それに対応する防御の10手を「○×□」で制限時間内に入力。
4.攻守の10手をつきあわせて、
 先攻と後攻が違うボタン → 攻撃成功 = 防御側ダメージ
 先攻と後攻が同じボタン → 防御成功 = 攻撃失敗
5.1ターンごとに先攻/後攻が入れ替わって、2.~4.を繰り返し
6.どちらかの体力(MAX10)が0になったら終了。

【必殺技】
・残り体力が3以下になると、自分・敵共に使用可。
・必殺技を出された方は、制限時間内に防御コマンド(ボタン1~2個?)を入力。
・防御できなかった場合、残り体力がいくらあっても0。つまり即死。

攻撃側は『ゼノギアス』の技入力、防御側はリズムのない音ゲーみたい。ってやったことのある人にしか分からん例えですいません。前もって10手を入力させるジャンケン……ともいえるかな。制限時間つきで焦るけど、落ち着いてやれば意外と防御は楽。しかし2話以降は、視聴率を考えると防御をほどほどにして残り体力を3まで削り、必殺技を披露して勝った方が吉。気分もいいしね。

必殺技は、この手のアクションゲームが苦手な人への救済措置も兼ねている感じですね。極端な話、後攻になってさっさとボコられて必殺技発動して1ターンで終わり、てなこともできちゃうので。まあでも特撮番組的にはそれじゃ面白くないので、ここいらで敵に必殺技を出させてみようか、とか、まだ序盤だから普通に攻撃、といった、バトルの盛り上げ方を考えてコマンドを入れるのがポイントなのかな。

シナリオ

特撮番組のお約束を踏襲。特撮ヒーローものを観たことがあれば、「そうそう、こういうエピソードあったよなあ」と懐かしく思い出しながらプレイできる。脳内フィルターでゲーム画面を実写っぽく変換するとなおいいかも……いや、ゲーム画面と実写との質感の違いが(当たり前だけど)大きいので、特撮ファンにはそこで若干共感度が下がるかなーとふと思ったもので。

ただ気になるところ1点。私は特撮ファンではないので、どこらへんまでが「特撮的お約束」なのかちょっと判断しがたいのですが……ゲネスって、町の平和を脅かす存在だよね? なのにところどころ、「怪人がさっきそこを通っていったわよ」みたいなセリフがあっけらかんと出てくるのはどうなんでしょう。あるいは、怪人に襲われている建物の側を平然と通り過ぎる人々とか。それもお約束の範疇に入るのか、ちょっと謎。

その他

読み込みが頻繁かつ長いのは痛い。マップ移動はもちろん、店の出入りだけでも読み込みで2~3秒待たされるのはちょっとなー。寛大な心で待ちましょう。
あと、キャラの造形は、大手ゲーム会社の大作ものを見ちゃっているとつらいかも。まあでも、このくらいがPS2の標準なんだろうな、多分。



以上、2話ほど終えての感想。システム的には分かりやすし面白いけど、読み込みとかそこら辺がもう少し丁寧につくりこんであれば。ちょっと惜しい。まあ、シナリオが肝でしょうから、この後、どんな風に特撮ヒーローものっぽく盛り上がっていくのかにかかってますかね。期待。