ICO 関連商品紹介


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やっとこ出てきたICO関連商品の紹介と感想など。購入判断の参考になれば。

ゲーム体験版
サウンドトラック「ICO ~霧の中の旋律~」
攻略本「ICO 公式ガイドブック」

ゲーム体験版

(電撃PS2 4/19増刊号 Vol.203に収録)

関連商品とはちょっと違うかもしれないけど、ファンは見る価値あるだろうと思って掲載。発売後に公式サイトリニューアルかけるは、体験版を雑誌に出すは、異例づくしですな>『ICO』

ふつう「体験版」というと、ゲームの序盤を切り取ったものが多いと思います。これも最初の方はそうなんですが(一部端折ってあるけど)、進んでいったら……でーわざわざ製品版にないステージ用意してるよこれ。おそらく制作途中でカットされたデータを使っているんじゃないかと思いますが、それにしたってうれしすぎる。と喜んでいたら、そこでさっさとゲームオーバーになっちまった私(爆)

というわけで、製品版をプレイした人でも楽しめるという、不思議な体験版。ファンなら1500円出しても惜しくない。


【追記】私が撃沈したから言うわけじゃないけど、あのステージ、体験版にしちゃ難しすぎないか? あんな狭いところにあんなに大量に影が沸くなんて(涙) 何度か挑戦すれば楽にクリアできるんだろうけど、製品未プレイの人がその前に挫折してしまわないか心配。



ICO ~霧の中の旋律~

【発売日】2002年2月20日
【価 格】1,400円(税抜)
【コード】SVWC7117
【発売元】SMEビジュアルワークス


サウンドトラックです。全16曲で25分ほど。ゲームやった方はご存じかと思いますが、うち半分は、曲というよりは効果音に近いものです。影が出てきたときの音や、封印を解いたときの音など。残りも1分前後の短い曲が多くてなー(涙)

で、唯一(2つだけど)収録時間が3~4分と長いオープニング・エンディング曲は、もちろん完全収録。私は最初からこの2曲が目的で買ったので満足です。個人的にはゲームをやっていない人でも、そっち系の音楽(って何だよ)が好きな人には勧めたい、本気で。その他音楽そのものについては 本館の「oto」コーナー の方で語っているので割愛。

ブックレットの方はこんな内容。

歌詞は、ネットで情報を仕入れていた人には結構衝撃的じゃないだろか。海外のサイトで紹介されていた(そしてそこからファンの間に広まっていた)歌詞は、やはり誰かが耳で聴き取ったもののようですね。ブックレットにあるものとは細部が若干違います。それを知りたい人も買いかも?(笑)

発売元がマイナーなせいか、ショップに注文しても「入るかどうか分からない」と言われたり、予約しても初回分は手に入らなかったり、次回の入荷が未定になったり……と、多くのゲームサントラと似たような道をたどっているようです。ネット通販なども活用して、がんばって探すべし。個人的には、作曲者が有名な方ということもあり、「どこにもなーい」とネットで騒がれているうちは追加生産すると思うんですが。あくまで個人的希望的観測。

ICO 公式ガイドブック

【サイズ種別】A5・フルカラー
【頁 数】96ページ
【発売日】2002年2月8日
【価 格】1,400円(税抜)
【コード】ISBN4-7973-1882-1
【発 行】ソフトバンクパブリッシング株式会社


全96ページのうち、攻略情報80ページ、スタッフインタビュー&資料10ページ(残りは目次とか奥付とか)という構成。といっても攻略情報はネットで間に合っちゃうせいか、攻略ページも事実上、資料・観賞用を意識してつくられているように思います。

攻略ページのステージ全景画面は必見。ゲーム中では見られないアングルからの俯瞰図です。このステージってこんなつくりになってたんだー、とクリア後なのに初めて見たような感慨が(笑) あー、ゲームクリア後のおまけとして、この「城内自由に鑑賞モード」があればよかったのになー。閑話休題。

【追記】↑「ゲーム中では見られないアングルからの俯瞰図」と書いたけど、後から見返したらちょっと自信がなくなってきた……単に高解像度の画面写真だから新鮮なだけか?とか(爆) 38ページ目下の画面なんかは、多分ゲーム中になかったと思うんだけどなあ……間違ってたらご一報ください。

もちろん実際のゲーム画面も出てきますが、自分がプレイ中に見たそれとは全く別物に見えるのが不思議。自分がプレイヤーとしていかに入り込んでいたかが分かる。
あと、巻末データベースの影一覧も必見かな。こんなにたくさん種類がいたとは気がつかず。いつもいらっさると「バカバカこっちくんなボケええ!」てな状態で、とても冷静に見つめられなかったからなー(笑)

攻略情報としては、隠し要素まで画面入りで説明していてちょっとびっくり。最近の攻略本って、エンディングや隠し要素はヒントだけだったりすることが多いので……まあでも、攻略本として買ったなら変にぼかされたくないというのもあり。
ただ、全体的には「渡された資料丸写し」の感も否めないかなあ。本筋に関係ないところはほぼ触れられていない。ヨルダと離れてから影出現までの時間情報がなぜにない。

スタッフインタビューは、やっぱいろいろ裏話が披露されていて楽しいです。なるほど1秒30フレームだからアニメっぽいのね、とか。開発初期のPS版画面も併せて紹介されていて面白し。見張り塔で機銃って、まんま『カリオストロ』か『ラピュタ』ですがなあんた。
資料はキャラや城のラフ、それからイベントシーンの絵コンテがちょこちょこと。もう少し入れてほしかったなーと思いつつ、でも手書きの資料自体あんまりないのかも、とも。すぐCGでがりがり起こしていくんだろうな、今は。


※以下、内容と全然関係ない話。
攻略本全般に言えることだけど、誤字が多い。笑っちゃうぐらい。たぶんこのまま訂正はない(というか、増刷自体がまずないだろうと思う)ので、大目に見るしかないでしょう。