沖縄旅行メモ2

 観光宿泊以外の部分。の方が長いってどういうことなの。

■やんばる急行バス
 沖縄はレンタカー必須と言われながら借りなかった我ら。那覇空港からホテルまで公共交通機関で移動しなければならないのだけど……ホテルのFAQには「名護まで高速バス、そこからタクシー」と書いてある。そうかー高速バスかーと値段などぐぐっていたら、「やんばる急行バス」のサイトに行き当たる。あれ、路線図の停留所に滞在先ホテルの名前があるじゃん! タクシーなしで目的地直行ヒャッハー!

 ちょっと調べたら、今年開業したばかりの高速バスらしく、那覇から名護以北まで行くバスは貴重!がんばって!と言われつつ、そんなに需要があるの?と存続を危ぶまれたり……一部で話題?な模様。乗るよ乗るよ、沖縄にレンタカーなしで来る無謀な観光客が!

 で、そういうバスファンの乗車体験記など読んでいたので驚かなかったけど、バスすごかったよ……中古の観光バスを改造したものとは聞いていたけど、照明がシャンデリア。最後部には食器棚までついてて、遠い昔はそこがサロンになっていたらしい。そんなバブリーな観光バスあったのね。でも今は路線バスなので、入口には料金表のモニターや料金箱がついている。一部で「魔改造」とも言われる所以。
 これは帰りに写真撮らなきゃ!と思っていたら(行きは実は体調不良でそれどころじゃなかった)、帰りは違う車種でシャンデリアなかったしょぼん。と思ったら、走行中にぎゅりりりりとサブエンジンがうなりを上げる、それはそれで歴史の重みを感じさせるバスでございました。最初エンストこいたのかと思った……。

 料金モニターと車内アナウンスが連動しておらず、アナウンス流し忘れや止め忘れもあったりするので、観光客には今どこを走ってるのか分からず、なかなかにスリリング。でも何か笑って許せてしまう感じなのですよ。往復使うなら割引キップでさらに安くなるし、みんな乗ろうぜ存続のために。

 ……と書いてたら、これ書いてる9/6時点で公式サイトがなくなってる……リニューアル等の一時的なものなのかどうか不明。が、がんばれ。

■COOLPIX S31
COOLPIX S31 | ニコンイメージング

 4歳児用にといつの間にか旦那が買っておりまして。耐水・耐衝撃で子どもが乱暴に扱っても比較的大丈夫、が売りらしい。とはいえ今からコンデジ買う?と無駄遣い認定していた。確かに家族の中で奴だけカメラも3DSも持たせてもらえなくて不満そうなのは知っていたけどさ……コンデジならもう誰も使ってない、壊しても惜しくないようなお下がりあるじゃーん。

 と思ったら、プールで海で大活躍。海水に漬けるのは怖くてできなかったけど、プールでは水中撮りもしましたぜ。ちゃんと撮影モードにも「水中」があるし。水洗いできるから潮水でべたべたの手で触ってもおっけー。「手荒に扱える」のは一つの売りになるんだなあと認識を改めた次第。耐衝撃性は怖くて試してないけど。

 ちなみに4歳児でも電源オンオフと撮ることぐらいはできた。撮ったものを後で見ると、地面に落ちているもの or 仰角の風景で、奴の世界がかいま見える感じ。だから目の前の障害物にぶつかっていくんだな……。

沖縄旅行メモ1

 夏に4泊5日で沖縄北部に行ってきたので、メモやら何やらとりとめなく。実は国内を飛行機で移動するの生まれて初めてー。2時間ぐらいなら空の旅もいいですわね。アメリカ遠すぎ……。

■首里城
 お城大好き小学生のために、行きの飛行機を早朝にして首里城行きの時間を捻出。タクシーで往復1時間&中の見学1時間強でどうにか見てこられた。ゆっくりまわるなら2時間ぐらい見ておくといいのかな。ひたすら坂道で、いい運動でした……。

 建物とかやけにぴかぴかだなーと思ったら、復元ということを初めて知ったり。かろうじて本殿の床下にオリジナルの石垣?が保存してあって、その経緯に思いを馳せる。そして裏の方はまだまだ絶賛整備中だったので、数年後に行ったらまた違ったものが見られるかも。

■ホテル
【公式サイト】ホテルマハイナ ウェルネスリゾートオキナワ

 旅行中はずっとここに滞在。4泊あれば普通1回ぐらい移動するよね。ダラですんません。

  • 主目的の美ら海水族館が近い
  • 飲食や買い物が徒歩圏内で済む(レンタカーを借りなかったので)
  • 台風が来てもホテル内で間がもつ
――というんでここ。隣接の売店が7~22時までやってるし、室内プールがあるので悪天候でも子どもらはそこで遊ばせられるという。現に2日目は台風接近中で外出は微妙だったので、ホテルのプールで1日遊んでおりました。

 元はリゾートマンションだったと思しきつくりで、エレベーターホールから客室までは外廊下で雨が吹き込むー。だけど、部屋が広い上に隣近所の物音もあまりしなかったのはよし。建物古いけど、ボロい感じはしなかったし。個人的に床が絨毯ではなくフローリングなのはマル。裸足でぺたぺた歩けるー。

■食事とか
 ほとんどホテルのビュッフェで済ませてしまったダラですんません(2回目)。いや、沖縄料理を謳っているところにわざわざ行かなくても、ホテルの食事で普通にゴーヤとか紅芋とかジーマミ豆腐とかのご当地食材&料理が出てくるんで、それだけで満足してしまったという。まあさすがに3日目でちょっと飽きたけど。次はレンタカー借りて食事しに行こう。
 そして毎日ブルーシールアイス。紅芋一択ですよええ。

■美ら海水族館
 生き物大好き小学生のために、今回の主目的。繁忙期に台風最接近も相まって混んでたー。
 ここはカフェ『オーシャンブルー』に尽きる。大水槽の目の前に席が並んでいて、運よくそこに座れれば、飲み食いしながら魚たちの回遊をじっくり堪能できる。それで気づいたんだけど、ジンベイザメの模様ってかすれ感が3DSのテクスチャーに似てませんかね。閑話休題。いやー何でこの席チャージ制にしないのかしら。商売っ気なさすぎる。

 しかし真の見所は、水族館を出てウミガメ館にあった気もする。カメが代わる代わる寄ってきて、しばしじーっと見つめ合うのよ。至福。

■エメラルドビーチ
 台風直後で3つある浜辺のうち2つは遊泳禁止だったけど、どうにか泳げたー。ばしっと整備された海水浴場なのに、魚やナマコが普通に見られてちょっとびっくり。水きれいですわ。……と湘南や東京湾しか知らない者の素朴な感想。初めて海にまた行きたいなと思った次第。


 その昔、友人が沖縄旅行してきたというんで写真を見せてもらったときに、ああここ日本といっても違うところなんだ、と感じたことを思い出し、改めてそう思った旅だったような。お城にしても食べ物にしても。今度はもう少し計画的に調べて行ってみたい。

自分的今年1年

 ……と振り返る気になるぐらい、今年はいろいろあった年だったんだなあと思う。正確には「(自分がやろうと思った/意識したことが)いろいろあった年」。本を読みゲームをやり、ライブや美術館にもまた行くようになった。少しまとまった文章を書こうという気にもなってきた。

 下の子が幼稚園に入って、自分1人の時間が増えたこと。あと手がかからなくなってきて、意識がそれ以外にまた向くようになってきたこと。がデカいかな。それまでの数年が逆に夢のようにすら思えてきて、「子育ての大変な時期は一瞬、その時しかないんだから大事に」という言葉がしみじみと……思えるほど人間できてないので、終わりを惜しむより祝う感じだわ今はまだ。

 でも博物館系のところも新たに行くようになって、それはやっぱり自分一人では触れることのなかった世界だろうとも思う。そういう出会いも楽しみにしつつ、静かに1年を終える。……大みそかのデパ地下という戦場を乗り越えてからな。

自分的電子書籍元年

 日本の電子書籍元年が来る来る詐欺になりつつあった今年、何か電子書籍リーダーほしいなと思い始めたのは今年の春頃。

 ただひたすらに求めたのは「置き場所を気にせず本を買いたい」。あの頃、急増する子どもたちの本を置く場所に困って、自分の本が入っていた棚を明け渡したりしてたので、気になる本があっても置き場所がまず気になって。図書館にあるものは極力そっちで借りるようにしたこともあったけど、読みたいときには大抵貸し出し中。順番待ってやっと借りた頃には、すっかり読みたい熱が冷めてて結局未読。……そのくらい置き場所が悩みだったんですよ奥さん。だから、それから解放される電子書籍は本当に魅力的。紙の本より安くなくても、下手したら多少高くてもいいぐらいに思ってた。
 正直、国内の電子書籍ストアの点数は未だ選べるレベルではない。けど、文庫・新書の類なら、過去のものは無理でもこれから出る分については大体電子化されるようになってきたのかな、という感触もあり。それなら今から買う分だけでも極力質量レスに……ホントに置き場に困ってたんだな自分。

※あ、「読み終わったら処分」という選択肢はなし。昔、「もう読まないよねー」と処分した本が後で必要になって泣いた経験があるでな……。

 Kindleが今年中に来るとか来ないとかいってるなー、うーんどうしようかなーと悩んでいたところに楽天Koboの発売即騒動があり、でもその前後の電子書籍界隈の盛り上がりで端末ほしい熱だけが過熱して、SONY Reader(PRS-T1)を買ったのが7月の話。
 Readerストア使いにくいとか、T1買った直後にT2が出たりもしたけれど、あのときはベスト、というかほぼ唯一の選択肢だったと思う。品揃えの問題はおそらくAmazonでも同様だろうと思っていたし(現にそうだった)。

 置き場所を気にしないというささやかな幸せを感じ……るほど買う本はストアになく、まあそれでもePubリーダーとしても活用しつつReaderで何冊か本を読んだところで、いよいよKindle発売。そうかーPaperwhiteかー、T1よりちょっと解像度高いんだよね。そして予想より安かった値段を見た瞬間にポチっと。スペックが違うことを言い訳に値段で衝動買いと申しましょうか。活字読むにはT1の解像度で十分なので、結局言い訳にもなっていないというオチもあるでよ。

 そしてKindle PW到着。PCでKindleストア眺めて、とりあえず気になっていた本のサンプルをポチり。――数秒後にPWにそのサンプルが落ちてきたことが少なからず衝撃だった。……すみません嘘つきました。本当はPWの前にNexus7+Kindleアプリで試してそこで衝撃受けてました。閑話休題。
 話に聞いて知ってはいたけど、体験してやっと実感したというか。Amazonの1クリック購入は使ったことないし、世間で絶賛されるアレそんなにいいの?と思っていたけど、ここに来てやっと分かりましたよええ。E-Ink端末って、今のスマホやタブレットの操作に慣れると本当に反応遅くて、ページめくる以外の動作は極力したくないんだわ。だから、購入からダウンロードまでの数ステップが省けるだけで全然違うしありがたい。
 おかげでサンプル試し読み程度でも気軽にできちゃう(Readerでは何か面倒で結局指名買いしかしてなかった)ので、PW来てもしばらくサンプルリーダーだったのは内緒。いやホントにさっくり手元に来るんだもの。

 そしてたまの外出時。本来ならドヤ顔でE-Ink端末持ち歩くところだけど、3DSをLLに買い替えたら思いの外でかい&重くてな……他の荷物は極力減らしたい軽くしたい、というときもあるのですよ。そこでiPhone+Kindleアプリ。家で読んでた本が荷物増やさずそのまま出先で読める。これ自分的には結構無視できない。出先だと長くても数十分の暇つぶしなので、液晶&小さい画面でも目の疲れはそれほどではないし。ReaderもAndroidでアプリ出てるけど、iOSで出ないかなあ。

 とReaderのdisりになりそうだけど、現時点ではReaderストアにあってKindleストアにない(あるいはKindleストアの方が入荷が遅い)本って結構とあるので、買った本の冊数はReaderの方が多い。ただこれも、しばらくすれば揃ってくるだろうから、そのときにReader陣営がどうするのかどうなるのか。両方をハシゴしながら見守る所存。

 そんなこんなで一連の電子書籍リーダー騒動のあと、また紙の本を買うようになった。ここ半年ほど電子書籍界隈を眺めていて、新刊でも(出版業界の大半を占める)中小出版社のものはなかなか電子化されない現状が分かって諦めがついたのが半分。そして、本読みたい熱復活が半分。そう、一連の電子書籍騒動のおかげでまた本を読む気になった。自分的にはこれが一番よかったことかもしれない。本楽しいよ本。

Nexus7

 iPhone4Sと2代目iPadの鉄板タッグで情報化社会()を生きる日々。便利。快適。ただ満足かと言われると……iOS飽きた。それにIMEが選べなかったり何だり、ちょこっとずつiOSに窮屈さを感じてもいたところ。安全便利快適の代償とかお値段の問題とか分かってはいても、ね。
 かといってAndroidはiOSより対応アプリが少ないし、対応してても完成度が低かったり、AndroidはセキュリティがーとかOSアップデートで取りこぼされるーといったアレな話の方が(自分の観測範囲内では)目立っていて、現状何の不便もないのにわざわざ大枚払って手を出す気にもなれず。

 そこにNexus7日本発売のニュース。この値段ならヘマってもまああきらめつくなあ、どうしようかなあ……と思っているうちに家人がポチって、それをもらう形に。注文殺到で物流崩壊も囁かれる中、1週間後には届いたよ!

 ああこのかっこよく見せようとして微妙にやぼったい感じ。アプリのインストール時に「アプリが以下の項目の許可を求めています」といちいち列挙する、誠実だけどユーザーアンフレンドリーなところ。自分がWindowsユーザーということを思い出したよ。何か落ち着くー。
 そしてIMEを選べる自由。あとアプリ間の連携が快適。例えばChromeで見ているページをツイートしたいなと思ったら、JanetterにぽんとURLを渡せる。終わったら「戻る」ボタンでChromeに戻る。それぞれの用途に最適な(あるいはユーザーが使いたいと思っている)アプリがさっと出てきて引っ込んで……はちょっと気持ちいい。と思った。アプリがころころ変わるのは、ユーザーを混乱させる元でもあるんだろうけど。
 そんな感じで、慣れれば世間でDisられるほどひどくないじゃんAndroid、という感想。

 そして7インチタブレットとして。今回、自分的に初のAndroid端末であると同時に、初の7インチサイズでもあるのだけど……何これ手軽ー。iPadは片手で持つというより自分には抱える感じで、PCよりはそりゃ手軽だけど、iPhoneよりは明らかにドッコイショ感があり。かといってiPhoneだと画面が小さい。その両者のいいとこ取りサイズなんだなあと感じた。世間があれほどiPad miniを渇望していた理由が今なら分かる。
 ただ入力がね……サイズ的にフリックもしづらくブラインドタッチもできず、中途半端ではある。キーボード付けたらPCと変わらないしねえ。といいながらポケモンタイピングのキーボードもちょっと使ってるけど。それで思ったけど、Bluetoothデバイスの認識がiOS端末よりスムーズかも。世間はもうLogicoolに頭下げてUnifyingを標準化しろーとか半分本気で思ってたけど、これなら実用範囲内かなと思える。閑話休題その2。

 安いしダメ元で……という最初の期待値の低さもあるけど、何だ思ったより全然使える子というNexus7評。気づけばiPadを数日触ってなかったり。しかし口が裂けても人には勧められない……あくまで「既にiPadを使っている」「iOSに不満・飽きた」「情報収集やトラブル解決は自力で」「最悪使えなくても泣かない」人に。まあ正直、7インチならiPad mini一択だね!

 最後に入れてるアプリを列挙してみる。メーラー・ブラウザは標準アプリ使用。

  • Janetter
    Twitterクライアント。PCで使っているので何となく。
  • Pocket
    ど定番「後で読む」サービス。これないと困る。
  • Dropbox
    ど定番オンラインストレージ。これないと困るその2。
  • gReader
    RSSリーダー。同期が速い気がする。
  • Himawari Reader
    電子書籍リーダー。ePubファイル(主にメルマガ)閲覧用。
  • Kindle
    何となく入れてみたけど、その後Kindle Paperwhiteを買ったので、マンガでも買わない限りこっちは使わないかな。
 あとATOK試用中。いやモバイルWnnでもそんなに悪くないなと……比較対象がiOSのIMEだからな。

【2012/11/24追記】これも入れた。

  • Epistle
    Dropboxと連携するテキストエディタ。
Dropbox内のテキストファイルを標準アプリで開いて編集しても反映されないことにやっと気づいたのです……orz

日本科学未来館

 春休みにつき、以前から行ってみたかった日本科学未来館に小学生の子と2人で行ってみた感想など。まだ春休みになっていない学校も多かったようで、実質平日程度の混み具合? がっつり楽しめたー。

■大科学実験 in 未来館
行ってみなくちゃわからない! 大科学実験 in 未来館?|?日本科学未来館

 子の大本命。NHK教育『大科学実験』の体験&展示。力士を持ち上げたコップに自分でぶら下がってみたり(これは会期前半のみ)、声でコップを揺らしたり。力士コップはたまーに失敗して水をかぶるらしく、カッパの貸し出しありというのがリアル……スタッフの説明よく聞いて、そーっとぶら下がるべし。

 リコー・サイエンスキャラバンによる、コピー機の各過程を自分で体験するコーナーもあり。昔レーザープリンタ使ってたんだけど、詰まっちゃった紙を取り出すとインクが触っただけでとれちゃう理由がよく分かった。インクの定着前で詰まってたのね。

 その他、番組で出てきた塩のドレスや深海の圧力でつぶれたバイクなどの展示。いずれも裏話つきで楽しかった。クジラ(の実物はさすがにでかすぎるので試作段階のもの)や影踏みの足跡(これは番組で使った実物)とか、大物があるとやっぱりおおーってなるね。番組視聴者なら行ってみるべし。


■世界の終わりのものがたり
企画展「世界の終わりのものがたり~もはや逃れられない73の問い」

 やっていたので何となく見に行ったけど、意外とよかったもの。「生きているって何でしょう?」「あなたはどんな未来をつくりますか?」といった、即答に困るような究極系の問いと、考えるヒントになる資料やデータ。薄暗がりの中に浮かび上がる「問い」を巡りながら、自問自答したり人の答えを見てみたり。それだけといえばそれだけなんだけど、何かが残る体験。

 4つのコーナーのうち、「予期せぬ終わり」コーナーは、震災もあってわりとタイムリー。会場では、地震が予知できるようになった未来の「地震予報」がモニターに映されていた。アナウンサーが読み上げる。今日はどこで震度いくつ、津波の心配は……果たしてそれをパニックにならずに受け止められるのか。分かっているリスクはやはり知らせた方がいいのか。
 あるいはリスクの頻度と大小の話。隕石が地球に衝突する頻度は何億年に1度、しかし一度当たれば被害は甚大(最悪、人類絶滅?)。交通事故のリスクはどうだろうか。犯罪や病気の発生率は? そして――放射能は?

 その他のコーナーもいろいろ考えさせられますよ。でも小難しかったり押しつけがましかったりはしない。……けど、入口で渡される手引き(パンフレット)には、「ヒント」と称してわりと一定の方向が示されていて、科学的にはそういう答えになるのかなあと。他の分野からこの問いに答えると、またいろいろ違うのかもしれない。もちろん自分という個人でも。


■アナグラのうた
アナグラのうた [未来をつくる] 常設展示|日本科学未来館

 個人的大本命。「アナグラ」と呼ばれる場所で、1000年前の研究者たちが残した「装置」を巡りながら、「自分という情報」の存在、その使い方(使われ方)について考える――んだと思う。
 というのは、ちゃんと体験できなかったんだよねー。仕方ないんだけど、小さい子だと展示の趣旨が分からず、足下に出てきたミーにおおはしゃぎで会場駆け回ったりするもんだから。他の人と接近しすぎると、入場者個々の特定ができなくなるようで中断されちゃうんですわ。それでやりなおしているうちに、制限時間の20分が来てしまいましたとさ。ううう。今度は絶対子どもがいなさそうなド平日に来てやるー。


■メディアラボ
2012年2月1日(水)より3階「情報科学技術と社会」にて、メディアラボ第10期展示「字作字演(じさくじえん)」を公開します | 日本科学未来館

 数ヶ月おきに入れ替わるらしいこのコーナー。行ったときはこれやってた。字をバラしたり組み立てたり、はたまた反転したり立体からも、いろんな字を作っちゃう。メディアアートスキーには楽しかった。


■その他常設展
 宇宙やら地球やら生命やら情報やらいろいろあったけど、いずれも視覚的に、あるいは体感的に分かるようにいろいろ工夫が凝らされるなあと感じた。地球の資源が森から工場、家庭、そしてゴミになってまた土に帰る――その循環の様子を立体模型とボールで一望できるようになっていたり、核融合をゲーム仕立てで見せたり。自分が子どもの頃に行った、ひなびた科学館の記憶とは別物やね。ハイテク!最新鋭!感たっぷり。
 楽しい故に、土日に来たらきっと並ぶだろうなあ……というのもまた実感。どうにか平日休みを狙って行きたい。

 あと、内容的に小学生だとちょっと難しいかなーと思った。各所にスタッフがいて解説してくれるので、それでやっとという感じ。私のような文系親だと役不足(笑)


 ドームシアターは未体験。子が興味なしだったので。これもそのうち……でも、シアター抜きで開館から15時頃まで昼食なしノンストップ(休憩すらなし!)で見回って、それでも全部は見終えてないという恐ろしいボリューム感。ASIMOショーとかのイベントも狙うとすると、事前に公式サイトをチェックしてきっちり計画立てないとですわ。

 こういうところって、世間的には子連れが行くところみたいなイメージかもしれないけど、大人だけでもガチで見に行くところと認識を新たにした。実際、大人だけの客も結構いたし。私も次はぜひ子抜きで。←ひどい

ロサンゼルス旅行日記(3)

【震災とか】
 向こうで会った人たちには、「大丈夫?」「落ち着くまでしばらくこっちにいれば?」とは言われたものの、あとはわりと冷静。まあうちは被災地ではないしな。あちこちに募金箱があってありがたや。
 ただ、テレビで向こうの赤十字が被災地の映像を使ったCMを流していて、これ見たら日本オワタと思われても仕方ないかもなーとは思った。CMって、一瞬で胸に刺さるようなインパクトあるし。

 ロサンゼルスは高い建物が少なく、民家は平屋も多い。2階建て以上の建物は規制がかかっているとのこと。当然隣近所との距離も余裕あり。もし地震が起きても、日本ほどひどいことにはならないのかなーとちょっと思った。津波は別として。

 関係ないけど、日系人とおぼしき団体が募金&折り鶴を呼びかけていた。日本では既に「ゴミを送るな」扱いになっているのに、こんなところで生き残っていたとは。


【子ども服とか】
 男児の服は、サイズ100を境に消耗品と化す。

 それだけ動きが激しくなるのもさることながら、そもそも着せたいと思うデザインの服が売ってないんだわ。そりゃ金に糸目をつけなければ別だろうけど、ユニクロレベルの価格帯で抑えたいとなると、途端にTシャツジャージスウェットで、意味不明なロゴとか入ったスポーツ寄りカジュアルばかり……結果、購買意欲は失せ、「どうせ消耗品だし」という気分にもなろうというもの。

 しかしアメリカは違う。お値頃でかわいい&かっこいい子ども服ブランドがいくつもあって、さらにセールだのキャンペーンだのでもっと安かったりする。もうアドレナリン出っぱなし。ジンボリーいいよジンボリー。絶対日本で受けると思うのに、何で進出しないかな。

 あと、盲点だったのがアバクロ。7才児の春・秋アウターがほしくて、私と違ってセンスのいい妹に選んでもらったのがアバクロだった。細身にできているとは聞いていたけど、確かにすっきりシルエットでかっこいい。$70と、うちで買う子ども服としてはちょっと高かったけど、それ以上の満足度だったので無問題。
 で、子どもが生意気にアバクロ着てるなら……と自分も買ったのは内緒。


【その他小ネタ】

  • 子の希望で成田エクスプレスを予約していたが、震災の影響で運休。急遽リムジンバスを利用したら、やたら飛ばす運転手にあたってしまって久しぶりに酔った……レクサスと張り合わなくてもいいじゃん……。
  • 十何年ぶりに飛行機乗ったら、エコノミーでも全座席モニター完備で、映画・音楽・ゲーム放題とは。暇つぶしを一生懸命仕込む必要ないのねー。久しぶりに映画なんか見たよ。音楽は聴くものなかったけど。
  • 先述の"terrible 2"がいると、飛行機関係は優遇される。今回利用したのはANAだけど、3才未満の子どもがいると、搭乗手続きを優先的にやってくれる。向こうの空港でも、入国審査では空いているところに案内された。「言うこと聞かない荷物を、約10時間飛行機の座席に押し込めておく」という艱難辛苦に対する、せめてもの報いか。
  • 日本だと牛乳の代わりは豆乳ぐらいしかないけど、向こうではライスミルクとかアーモンドミルクとかあって面白かった。何で日本で売らないのかな。日本人の大豆信仰故か。

……と、以上思いつくままに。次は通信環境について入念に下調べして行きたいところ。いや、夏にもう1回行かなきゃならないんでな……。

ロサンゼルス旅行記(2)

 ヲタ関連その2。

【スマホとかタブレットとか】
 ガラケーないから当たり前だけど、周囲を見渡すとスマホ率高い。しかもAndroidが結構多い。Androidというと、端末購入後にOSのバージョンアップができるかどうか分からないし、アプリやストアもiPhoneに比べてイマイチ――というイメージで、正直今買う人は勇者だなあとまで思っていたんだけど、そうでもないのかな。

 密かに同居人が購入したかったiPad2は、やはり品薄。Best Buyでは「3Gモデルならすぐ買えるけど、Wi-Fiモデルは数週間待ち」とのこと。Apple Storeに至っては「朝、店に届いた箱を開けて、あればある。なければない」と、お前答える気ないだろーという返事。まーこんなんじゃ、日本に来るのはいつのことやら。

 というわけで、なぜかAndroidのタブレット買ってた。MotorolaのXoom。日本でも間もなくWi-Fi版が発売らしいけど、そんなの知らず回線契約なしで$799で購入。自分のものじゃないから詳しいことはわからないけど、わりと快適らしい。

 ちなみにうちのiPad、旅行中はビデオプレーヤーとして大活躍。10時間の機中、いわゆる"terrible 2"をどうにかできたのは、ひとえにあなたのおかげです……。


【ゲームとか】
 Best Buyのゲームコーナーとゲームショップ(GameStop)をちょっと眺めただけだけど。Kinectはやっぱり彼の国のものだわ。向こうのあの無駄に広い空間にあると、やけに自然で普通に遊べちゃう気がする。
 その試遊台では、マイケル・ジャクソンのリズムゲーをやっている人がいた。誰でもマイケル。

 発売直後の3DSが普通に店頭に並んでいて、日本でしばらく入手困難だったのとは対象的。売れてないのか、Best BuyではDS旧機種の下取りキャンペーンまでやっていた。旧機種を持っていくと3DSが安く買えるという。うーんでも、個人的に3DSは旧機種の代替にはならないような……3DSでDSソフト起動してみたけど、画質がもれもれっとしていてイマイチよ。

 あとワゴンセールを冷やかしたり。英語で中身はろくに分からないのに、何でワゴン臭は万国共通なんだろう……ガーフィールドの知育ソフトとかもう。

ロサンゼルス旅行記(1)

 春休みの1週間、家族でロサンゼルスの妹のところへ行ったのでその記録など。まずはヲタ関連その1。ちなみに大人になってからは初渡米。

【通信環境とか】
 1週間ネットなしはちょっと耐えられそうにもない体。最初はiPhoneをローミングサービスで使うつもりだった。海外パケットし放題で1日1480円――うち的にはちょっと高いけど、素人が現地で回線契約したり設定したりも面倒なので、1週間のことと割り切って。

 しかしこれが全然使えない。AT&Tの3G回線を捕捉するんだけど圏外のまま。同居人のBlackberry端末はちゃんとAT&Tの3G回線で使えているので、電波が弱いといった問題ではない。SoftbankのこことかAppleのここあたり見てやったんだけどねえ……経験者の話が聞きたいと思ってぐぐっても、トラブルの話は出てこない。ということは、誰も使ってないか、よほど初歩的なところでつまづいているか。
 ――後者のような気が激しくするが、原因追及している暇もないし、とりあえずホテルではWi-Fi使えたから早々に諦めた。

 とはいえ、音声通話もiPhoneのSkypeでやろうと思っていたので、iPhoneが使えないとなると、向こうでの連絡手段が全くなくてめちゃくちゃ不便。急遽プリペイド携帯を仕入れることに。

 Best Buy(家電量販店)で無造作にぶら下がっている端末の中で、一番安かったのはAT&TのSAMSUNG端末。$15の無料通話込みで$9.99。端末代はマイナス値か。妹曰く「AT&Tはつながりにくいしサポートも良くない」という話だけど、そもそもサポートを求めちゃいけない値段だと思う。閑話休題。

 よくいえば懐かしい、モックのように軽くておもちゃのような端末だけど、音声通話+メール+IM(AOL・Winodows Live・Yahoo!)+一応ネットブラウズも可能。まー2バイト文字通らないから、日本人には実質音声通話しか使い道ないけど。
 サインアップ時に料金プランを選択。今回は$2/dayで音声・メールその他使い放題プラン。月極プランもあり。

 通話の音質はイマイチだけど用は足りて、ディズニーランドでも安心して別行動できましたとさ。しかし、出先でネットつながらなかったのはちょっとねー。不覚かつ無念。

今年1年

 twitterで日常を垂れ流しつつ、こっちはほとんどモノ日記。林檎、そしてモバイル端末に浸食された1年、かな。PCを使う時間が減った。環境のせい(幼児に邪魔されるから電源入れられない)もあるけど、機器やネットの進化という面もでかい。ぶっちゃけ、仕事以外の部分はPCなくてもOK。とキーボード入力から解き放たれれば100%そう言えるんだけどなあ……すいません未だにガラケーのテンキー入力ができません。

 去年の今頃言っていた「外に出る」は……とりあえず公園は行っている。つーか行かないと私がストレスで死ぬ。5年ぶりの公園通い、またゼロからスタートかあと内心後ろ向きだったけど……5年前にはなかった経験が今はある。たまには知り合いに会ったりもする。ゼロではなかった。体力は確実に5年前よりマイナスだけどな。
 それ以外はあんまり出かけてないかなあ。音楽・美術方面のお出かけを充実させたい所存。というわけで、来年の目標も引き続きこれで。